日本の和色で染めてみました
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紅 艶やかな紅色は平安朝の人々に人気でしたが、紅花染は非常に高価であり濃染は『禁色』とされて高貴な身分しか着用できませんでした。『日本色彩文化史』によれば、絹一疋を紅色に染めた価格が約二十貫文、これは約米十三石にあたり、現代換算で130万円ほどになります。(※一疋=二反。一反は大人一人分の布地の量。)
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紺 紺とは、藍染の中で最も濃い色で、わずかに赤みを含んだ濃い青色のことです。英名では『ネイビーブルー』。古くは『深縹』と呼ばれ、平安時代の式目『延喜式』にもその名が見られます。ちなみに『縹』とは昔の青色のこと。
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山 吹 山吹色は、山吹の花のような鮮やかな赤みを帯びた黄色のことです。色名は黄色の花を咲かせる植物の山吹に由来し、平安時代より用いられてきました。また『花山吹』として襲の色目にもなっており「表、朽葉色・裏、山吹色」等があります。
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京 藤 京藤とは、紅がかった濃い藤色で、明るく渋い紅紫色のことです。古来より女性に人気の『藤色』の派生色ですが、染色法は紅みを強くするため下色の蘇芳を濃いめに染めています。同じ藤色の派生色である『紅藤』よりも少し色みが濃く、江戸時代の後期に人気があった色です。『染物屋覚書』には「京藤は濃蘇芳一度引。水へかねをくわへ引べし。…」との記述が見られます。
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黄浅緑 黄浅緑とは、鮮やかな黄緑色のことです。「きのあさみどり」とも読まれる古くからある色名で、『浅緑』の派生色。平安時代の格式『延喜式』によれば「黄蘗八両に藍小半囲を染め重ねる」との記述があり、黄みの強い黄緑を指しています。
製品染め専用日本製Tシャツ
通常の白Tシャツは白色蛍光染料による青みのある白色に対し、製品染め用Tシャツは染料を一切使用していませんので少し黄色味がかった白です。
生地は汚れや油分などの不純物をとる精錬、有色物質を色抜きする漂白(晒=さらし、とも言います)工程を施して、製品がきれいに深く染まるようにしています。
また縫い糸も一緒に染まるように綿糸で縫製しています。
ビーカー工程
写真のように理科の実験などで使うビ-カーで色調合します。
数値化工程
ビーカー調合した色を0.001g単位で染料毎に数値化します。
染め&洗い工程
お湯と染料を入れた染釜で染色し、その後同じ釜で4~5回の洗いを繰り返します。
その後は脱水、乾燥で完成。
ご注文方法
下の3つのお問い合わせ方法から、ご都合の良い方法でご連絡ください。
LINEでのお問い合わせは、下のボタンをタップするか、LINEアプリでID「@rdh9974k」を検索して友だち登録後にトークでお問い合わせください。
【受付対応時間】
(月)~(金)9:00~19:00、(土)9:00~12:00
お客様係
幸田
尾崎
「製品染め」とは、何のこと?
製品染めは、汚れや油分など不純物をきれいに洗い流した下晒生地を少しゆとりをもって裁断縫製します。
その縫い上がったTシャツを染色し洗い加工します。
それに対し通常のTシャツは、色の付いた生地を裁断、縫製して完成させます。
染め上がった商品は…
ふんわりと仕上がり
初めて袖を通した時から肌になじみ
新品でありながら奥行のある微妙な色合い
オリジナル製品染めTシャツの概要
ご希望の色でTシャツを染められます
例えば下記のイメージのような色で染めることができます。
100枚~、約50日で納品
- S…20枚、M…30枚、L…40枚、XL…10枚=計100枚など、サイズ込みOKです。
- お客様は染めてみたい色をご指定くださるだけでOKです。
- 色の指定には、色見本として布や紙を送って頂いてもOKですし、下記サイトなども参考にしてください。
製品染めTシャツ・価格表
枚数/1色 | 価格/1枚 |
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100~299枚/1色 | ¥3,900 |
300~999枚/1色 | ¥2,900 |
1,000枚~ | ご相談 |
製品染めTシャツ・サイズ表
サイズ | S | M | L | XL(LL) | XXL(3L) |
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染色状況により、若干サイズに誤差がある場合がございます。 | |||||
着丈 | 65 | 68 | 71 | 74 | 77 |
身幅 | 48 | 52 | 56 | 60 | 64 |
肩幅 | 43 | 46 | 49 | 52 | 55 |
袖丈 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
色指定の参考サイト
色の参考となるサイトです。写真か文字をタップするとサイトに移動します。
Color-Sample.com
- 色見本と配色サイト